宅地建物取引士試験とは?

宅地建物取引士試験

宅建試験とは宅地建物取引士試験(宅建士試験)は、宅地・建物の売買や賃貸の仲介業務を行う上で必要な専門知識を持つことを証明する国家資格です。例年20万人前後が受験する国内最大規模の試験であり、学歴や経験に関わらず誰でも受験できます。

試験概要 (2025年版 予定)

  • 試験日: 例年10月の第3日曜日。2025年は10月19日(日)の予定です。
  • 試験時間: 13:00~15:00(2時間)。
  • 試験形式: 四肢択一のマークシート方式による筆記試験。
  • 問題数: 全50問(1問1点)。
    • 登録講習修了者は、5問免除で全45問となります。
  • 受験資格: 年齢、性別、学歴、国籍等による制限はなく、誰でも受験できます。
  • 受験地: 原則として、現在お住まいの都道府県で受験となります。

出題科目

宅建士試験は、大きく以下の4科目で構成されます。

  1. 宅建業法: 宅地建物取引業法に関する問題。出題数が最も多く(50問中20問)、得点源になりやすい科目です。重要事項の説明、免許の効力、クーリングオフなどが出題されます。
  2. 権利関係(民法など): 民法、借地借家法、区分所有法、不動産登記法など、土地や建物に関する権利や権利の変動に関する法令が出題されます。過去の判例からも出題されるため、しっかりとした対策が必要です。
  3. 法令上の制限: 都市計画法、建築基準法、国土利用計画法、農地法など、土地や建物についての法令上の制限に関する問題が出題されます。
  4. 税・その他: 不動産に関する税法(所得税、固定資産税、印紙税など)、地価公示法、不動産鑑定評価基準、統計(最新の統計が出題される傾向があります)など、幅広い知識が問われます。

合格基準

  • 相対評価方式のため、合格ラインは毎年変動します。
  • 例年、35点前後が合格ラインとなることが多いですが、余裕をもって38点程度を目標に学習することをおすすめします。
  • 登録講習修了者は、45問中32問以上正解で合格となることが多いです。

主なスケジュール(2025年 予定)

  • 試験日の発表(官報公告): 6月6日(金)
  • 試験案内の配布・申込受付開始:
    • インターネット申込: 7月1日(火)9:30~7月31日(木)23:59
    • 郵送申込: 7月1日(火)~7月15日(火)
  • 受験票発送: 10月初旬(10月2日(水)頃)
  • 合格発表: 11月下旬(11月26日(水)頃)

注意点:

  • 上記のスケジュールはあくまで予定であり、正式な日程は6月6日の官報公告で確定します。最新の情報は、一般財団法人不動産適正取引推進機構のウェブサイト等で確認するようにしてください。

試験倍率

毎年、16%~17%が合格率のようです。あまり合格率は比較的高いです。
また、有名な資格試験で受験者数も多く、受験資格もないため、記念受験組が多くいると想定されますので、実際の合格率はもっと高いです。
合格率は参考程度に、あまり気にしない方が良いと思います。

学習法

学習の順番科目出題数性質
権利関係(民法)14理解
宅建業法20暗記
法令上の制限8暗記・理解
4(直前)税・その他8暗記

民法は、内容を理解しなければ頭に入ってきません。逆に言えば、ある程度理解できれば覚える分量は少なく、定着しやすいです。

宅建業法は、単純な暗記中心です。一番問題数があり、難易度も高くありません。
しかし、問題数や他の科目の難易度を考慮すると、ここを得点源とする必要があります。
したがって、全問正解するつもりで勉強します。

法令上の制限は、暗記と理解の半々です。ただし、内容は比較的平易で分量も多くないため、過去問に出てくる知識で十分対応可能です。

税・その他は8問あります。範囲がかなり広いため、深追いは禁物です。
過去問で問われた知識は答えられるようにします。(ちなみに、私はほとんど捨てていました。)

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